～自分の身体と心を見つめるプログラム～

こんにちは。
ゾクッとするような冷たい秋風が身に染みる季節となりました。日の暮れる時間も次第に早くなってきましたね。
いつの間にやら布団から抜け出すことが億劫になってきましたが、今週もニットをご利用の皆さんは元気に頑張っています。

どうすれば、皆さんの「生きる力」や「生きていく自信」につながるのか。そうして考えられたニットのプログラムは、就労・生活・コミュニケーションなど種類も多岐にわたるのですが、中には一風変わったものもあります。
ウリになって欲しいそんなプログラムの中から今回ご紹介するのは、楽しみながら体力作りや自己への気づき・自己感覚を養うために行っている、リズミカルな身体の使い方を練習したり、ゆったりとストレッチをするプログラムです。

◎レッツビート
ドラムの置かれた音楽スタジオを借りて行う、音楽プログラムです。
手足の動きを組み合わせて演奏するドラムは、頭でイメージした動作を実際に再現する難しさを実感できる楽器です。一種類ずつのリズムは簡単なものでも、それを右手・左手・右足…と割り当てながら足していくと、途端に難しくなってしまいます。一つひとつは簡単なのに同時に叩こうとすると混乱してしまう。自分の身体を思い通りに使うのにも練習が必要なことを、悪戦苦闘しつつ知ってもらうプログラムです。
…とは言うものの、音楽は音を楽しむべきもの。合わせて叩くBGMは皆さんの好きな曲を準備して、笑顔でノリ良く楽しいプログラムを心がけています。

◎リラックス体操
市民センターの和室を借りて行う、体操プログラムです。
広い和室をのびのびと使いながら、落ち着いた雰囲気の中で自分の身体に意識を向けていきます。すると、普段から無意識のうちに全身に力が入っていることに気づきます。そこを起点に少しずつ“身体”をほぐすことで“心”もほぐれていきます。そんな身体と心の変化を感じることが、次第に気持ちの切り替えへとつながっていくのです。
最初は職員の示した動きを忠実に真似ることに意識が集中していましたが、身体がほぐれるとともに少しずつ自然な力の抜き方ができるようになります。参加した方からは「心地良くて眠りそうだった」との感想も聞かれました。

冒頭で述べた通り、ニットでは他にも様々な種類のプログラムを行っています。
興味のある方はぜひ、見学だけでもいかがですか？職員一同、心よりお待ちしています！