ニット作業訓練と実習の受け入れ

 みなさん、こんにちは。 ふと山に目を向けると紅葉が色濃くなってきました。先週の登山を思い返しながら、次はどの山に挑戦しようかと考えている今日この頃です。

 ニットでは、プログラムの一つとして企業から受託した軽作業を組み入れています。実際に商品やその一部として顧客の手元に届く品を扱わせていただくことで、責任感を養っています。 また、自分たちが関わったものを店頭で見かける機会は、モチベーションにも繋がっているようです。 これら作業は時にグループでも取り組みます。グループ作業では参加者全員で役割分担し、納期を意識しながら作業を進めていきます。 自分の作業が他利用者の作業とどう連動しているのかを感じることが、集中力や協調性に繋がっていきます。

 先週は受託していた縫製の検品作業の納期が迫っていました。そこで、グループの中からリーダーを任命し、それぞれが精度とともにスピードを意識しながら取り組むにはどうすれば良いのかを考え、それを確認・伝達しながら進めてもらいました。
 その結果…金曜夕方の納品までに無事仕上げることができました!疲労感と達成感で埋め尽くされた表情は“働く”ことの実感を得られたものだったと思います。皆さん、お疲れ様でした!
  また、先週から八幡特別支援学校より高等部3年生の女子1名がニットで実習を始めています。 特別支援学校実習生の参加は、本人・他利用者の双方に刺激となり、事業所内の活気もさらに出てきます。お互いに見られていることが分かるため、立ち居振る舞いにも微妙な変化が見られます。
 今週は検品作業を中心に取り組む緊張感ある雰囲気の中でしたが、物怖じせずかつ丁寧に作業に取り組む姿が他利用者の集中力アップに良い影響を与えてくれました。 実習生にとって、校外実習は大きな分岐点になるかもしれません。ニットとしても、それぞれの人生の選択に関わることを意識しながら、責任持ってお引き受け致します。


 実習をご希望の関係者の皆さま、見学や体験は随時受付ております。お気軽にご連絡下さい。

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